利益を増やすために!コーポレートガバナンスと企業に必要なメールセキュリティ対策

企業が持続的に成長し、安定した利益を上げ続けるためには、経営の透明性とリスク管理が不可欠です。そのために重要な役割を果たすのが「コーポレートガバナンス(企業統治)」です。
コーポレートガバナンスは、企業の経営者や役員などを中心に、第三者機関から適切に監視され、企業活動の透明性を高める仕組みのことを指します。
社員や上層部の暴走を防ぎ、情報漏洩や横領や粉飾決算などの不祥事を防ぐことが1つのポイントです。
そのため、社内外のコミュニケーション手段である「メール」に対するセキュリティ対策やコンプライアンス対策が、適切なガバナンスを支えるためには欠かせません。
本記事では、コーポレートガバナンスを支えるために、必要なメールセキュリティ対策を解説します。
コンプライアンスとコーポレートガバナンスの違い

企業経営における「コンプライアンス」と「コーポレートガバナンス」は密接に関わっていますが、それぞれ異なる役割を担っています。
コンプライアンス:
法令や規則を遵守し、違法行為や不正行為を防止することを目指すもので、社員一人一人の行動に関する基準です。
コーポレートガバナンス:
企業の経営の透明性を高め、持続可能な経営を実現するための仕組みで、経営者や従業員の暴走を防ぐために、外部の監視機能を強化することが求められます。
コンプライアンスはガバナンスの一部に過ぎません。適切なコーポレートガバナンスが整備されることで、コンプライアンスが効果的に機能します。これらを支えるためには、適切な情報管理が欠かせません。
特にメールのセキュリティ対策は、ガバナンスとコンプライアンスの両方を確保するために重要な要素です。
コーポレートガバナンスとメールセキュリティ

メールは企業内外の情報交換の主要な手段となっていますが、セキュリティ対策が不足していると、以下のような重大なリスクが発生する可能性があります。
- 情報漏洩:誤送信や不正アクセスによって機密情報が外部に漏洩する
- フィッシング詐欺:偽の送信者が金銭や機密情報を詐取しようとする
- マルウェア感染:不審な添付ファイルやリンクをクリックすることで、企業のPCやネットワークが感染する
- なりすまし:上司や取引先を装った詐欺メールが送られる
- 証拠隠滅や偽装工作:証拠となるメールの消去や偽装工作により会社の利益が損なわれる
これらのリスクが発生すると、企業の信頼性が大きく損なわれ、法的責任を問われる可能性があるため、コーポレートガバナンスを強化するためには、時代に合わせたメールセキュリティ対策が必要です。
対策すべきメールセキュリティの詳細

コーポレートガバナンスを強化するために、企業が特に注意すべき代表的なメールセキュリティリスクをご紹介します。メールに対する教育、対策を行う際は、社内の上層部にも通達することが大切です。
その時間や機会を得ることが難しいようであれば、メールのセキュリティシステム導入をご検討ください。
情報漏洩

個人情報や口座情報の漏洩、社内機密の漏洩など、メールの誤送信や不正アクセスにより、機密情報が外部に流出する危険性があります。経営者や役員、社員が不正行為を行いにくくするためには、情報漏洩対策が必須です。
情報漏洩の主な原因は、以下のようなものがありますので対策しましょう。
- 誤った宛先への送信
- メール転送設定ミス
- 外部フリーメールアドレスの使用
- メールサーバーの不適切な管理 など
フィッシング・BEC(ビジネスメール詐欺)

フィッシング詐欺は、企業や取引先になりすまして機密情報を盗む手口です。
失態を犯さないために、経営者や役員にもインターネットリテラシーに関する教育が必要ですが、セキュリティツールを使用すると防ぎやすくなります。
フィッシングの代表的な手口はこちらです。
- 取引先や上司を装って送金を指示
- 偽のログインページを利用してパスワードを盗む
- 企業の公式メールアドレスに似せた詐欺メールの送信 など
マルウェア感染

メールに添付されたウイルスや不審なリンクを開くことにより、企業のPCやネットワークが感染するリスクがあります。
マルウェアに感染すると、取引先や関連会社にウイルスをばらまいてしまう可能性があり、重役や一般の従業員もメールの取り扱いには十分な注意が必要です。
マルウェア感染の防止策としては、個々の知識をアップデートすることはもちろん、セキュリティツールで業務を効率化しながら感染を防ぎましょう。
- 不審な添付ファイルやリンクを開かない
- セキュリティソフトでスキャンを行う
- サンドボックス環境で事前に検査する など
なりすまし(スプーフィング)

メール送信元のアドレスを偽装し、取引先や上司を装った詐欺メールを送る手法です。
なりすましメールは、一見普通のメールと見分けがつかないため、慎重に発信元を確認しなければなりません。
なりすましメールの代表的な防止策は以下の通りで、セキュリティシステムの導入をおすすめします。
- メール認証技術(SPF、DKIM、DMARC)の導入
- 送信元の確認を徹底
- 重要な取引は電話や別の手段で確認する など
コンプライアンス違反の証拠隠滅

コーポレートガバナンスを強化するために、メールを使ったコンプライアンス違反の証拠隠滅ができないように、メールの送受信履歴はすべて保存するシステムが必要です。
メールの受信箱とは別の場所で、すべての履歴を保存することをおすすめします。
メールの受信箱のほかにクラウドサービスなどを契約し、自動で通信内容を取得できる形式が理想です。
また、情報漏洩をはじめ、私的な横領や粉飾決算などを防ぐために、保存したメールはアクセス権限を設け、特定の人物のみ操作できるようにします。
メールのセキュリティ対策や保存はCWJへご相談ください

コーポレートガバナンス(企業統治)を強化するためには、メールのセキュリティを高め、送受信メールを厳重に保存するなどの対策が必要です。
株式会社サイバーウェイブジャパン(CWJ)では、コーポレートガバナンス強化にも役立つメールのセキュリティ対策や保存方法のご提案など、各クラウドサービスを企業のお悩み解決のためにご提供しています。
送受信メールを全て保存する「MailArchive(メールアーカイブ)」は、監査にも適したサービスです。
設定を行うと、コンプライアンスに違反するような文字列が含まれるメールを検知した時に都度通知することもできます。
不正を防ぐためにはメールのチェックは欠かせませんが、チェックの手間を削減し、業務を効率化しませんか?
サイバーウェイブジャパンでは、貴社の問題解決のための適切なサービスのご提案を行っておりますので、気軽にお問い合わせください。
この記事のポイント
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1.コーポレートガバナンスとは?
「コーポレートガバナンス」とは、企業の経営の透明性を高め、持続可能な経営を実現するための仕組みです。
- 経営者や従業員の暴走を防ぎ、企業の利益を守る
- 外部からの監視が必要
- コンプライアンスはガバナンスの一部
詳しくは「コンプライアンスとコーポレートガバナンスの違い」をご覧ください。
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2.コーポレートガバナンスを強化するためにメールのセキュリティ強化は必要?
コーポレートガバナンスを強化するためには、メールセキュリティの強化は不可欠です。以下のトラブルにたいして対策を行うことで、情報漏洩や横領などを防ぐことにつながります。
- 情報漏洩:誤送信や不正アクセスによって機密情報が外部に漏洩する
- フィッシング詐欺:偽の送信者が金銭や機密情報を詐取しようとする
- マルウェア感染:不審な添付ファイルやリンクをクリックすることで、企業のPCやネットワークが感染する
- なりすまし:上司や取引先を装った詐欺メールが送られる
- 証拠隠滅や偽装工作:証拠となるメールの消去や偽装工作により会社の利益が損なわれる
詳しくは「コーポレートガバナンスとメールセキュリティ」をご覧ください。
コーポレートガバナンスを強化するためのメールセキュリティシステムをお探しの方には、「MailArchive(メールアーカイブ)」がおすすめです。株式会社サイバーウェイブジャパン(CWJ)に気軽にご相談ください。


インターネットデータセンターの運用から、クラウドサービスの提供まで行う株式会社サイバーウェイブジャパン(CWJ)のWeb担当者。
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